まんまと佐川急便を装うフィッシング詐欺にひっかかってしまったお話。
ある日SMSでこのようなメッセージが届きました。
【 お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。
配送物は下記よりご確認ください。https: //~】
「あれ?荷物あったかな?」
ちょっと疑問に思ったけれど何も疑問に思うことなく数日が経ち、平日のお休みに家の水回りの掃除を念入りにし終えたところで『荷物ってどうなったっけ?届いたんだっけ?』とふと思い出しました。
『そうえば不在票って見たかな?記憶がないな。』
今考えると、ここでおかしいなと気づくべきでした。
不在票を探したけれど見つからず、ポストに入っていた記憶もないのです。
でも、荷物をずっと取りに行かなくて処分されてはまずい。
そう思い、問い合わせするにも不在票のナンバーがわからないためどうしよう・・・と思って先日のSMSを確認したところリンクを発見。
『なるほど。ここから追跡できるのか!』
とポチリ。
するとCMとかでよく見る佐川らしいサイトが出現。
そこからちょっと記憶があやふやだけど、
アプリをインストールすること、それに伴いセキュリティ設定をオフにするように指示があり、あろうことか私はその指示どおり操作してしまったのです。
だって佐川のサイトが本物にしか見えなかったんだもの!
大手企業のシステムに悪いことがあるわけないと私はまんまと騙されてしまったわけです。
そうこうするうちに、スマホ上に佐川のユニホームを着た人が荷物を運ぶおなじみのロゴマークが出現。アプリがダウンロードされたようだが、スマホ上をいくら探してもそのアプリが見つからない。
そのあと画面が切り替わり「お客様がキャリア決済にご登録のクレジットカードが外部によるアクセスを検知しました、セキュリティー強化更新手続きをお願いいたします。」という文言が現れました。
ここで初めて、『あ、何か悪いのに引っかかったのかも。』と気が付きました。
ここに起きた出来事をしたためてみましたが、気付くのが遅すぎですね。
後から思えば、おかしいと思うことはたくさんありました。
それなのに、SMSに届いたリンクから飛んだサイトが本物そっくりだったためにすっかり信用してしまったのです。
寝ている旦那が起きてきて、一番に状況を説明しました。
「明らかに怪しいやつじゃん。ドメインみてわかるでしょ!こんなのに引っかかったの?おじいちゃんなの?」
ほんとですね。
恥ずかしい。。。
とにかくクレジットカードの不正利用をされることが怖かったため、上のキャプチャの「お客様宛のお荷物のお届けに~」の文言をググってみると、出てくる出てくる佐川を装ったフィッシング詐欺が流行している記事が。
https://www2.sagawa-exp.co.jp/whatsnew/detail/721
ものすごいメジャーな詐欺じゃないですか。
こんなのに引っかかるなんてほんと恥。
フィッシング詐欺の対応が書かれているサイトをいくつか確認すると、なるべく早くスマホをフライトモードにして外部との接続を遮断することが有効とのこと。
それを見てすぐフライトモードをオンに。
そのあとはどうしたらいいのかわからず、その対応策のサイト上に書かれていた契約しているキャリアの販売店に相談しにいくとよいというアドバイスをもとに近くのドコモショップへ急ぎました。
『そもそもキャリアショップってドコモとかauショップのことであってるわけ?』
そんな疑問がありましたが、私には保育園の迎えの時間もあと2時間後に迫っているし、クレジットカードの不正利用を阻止しないといけない。
間違って赤っ恥かもしれないが、何かしらのアドバイスをもらえることを期待し家をでました。
ドコモショップに行き、受付をしていた副店長の名札を付けた女性に状況を説明するとショップではダウンロードしたアプリをアンインストールすることと、迷惑メールなどの設定をすることしかできないということでした。
スマホの利用料はカード払いにしていたからカードを解約した方がいいのか、肝心なことがわからない。
ショップの女性に「詐欺の内容についてのご相談の方は警察に行かれてますよ。」の言葉に『え?もう警察行っちゃうの?』とは思ったけどなんせ時間がない。
警察行くのはちょっと大ごとすぎる気がするけど、どこに相談に行ってください位のアドバイスはくれるだろうと、思い切って警察署に行ってみることにしました。
しかし警察署に行ってみたものの、どこに相談すればいいのかわかりません。
案内してくれる人っていないんですね。
でも交通課ではないことは間違いないのでフロアをうろうろすると、生活安全課と刑事課の文字が。
この二つならば生活安全課しか選択肢はないだろうと行ってみると、話を聞いてくれた方が「怪しいの押しちゃった?ここに相談で大丈夫ですよ。先にカードの利用停止してから話を聞きましょう。」と固定電話をお借りしてカード会社に電話をさせていただきました。
カード会社の人との会話を要約するとこんな感じでした。
「フィッシング詐欺の操作でクレジットカードの番号など入力しましたか?入力していないのであればそこまで心配する必要はないと思いますよ。このまま様子をみるか、心配であればカードの利用停止と再発行が出来ます。」
『カード番号入力してなければ大丈夫みたいでよかったー!!!』
とりあえず、警察署まで来てしまったのでその電話でクレジットカードの利用停止と再発行をお願いして、そのあと警察の方に一部始終をお話することになりました。
いつその連絡が来たか。リンクを押してしまったのはいつか。どんな内容の画面が出たかなどお話をして、身分証明書を提出して、後日何か心当たりのない請求があればまた相談に来てくださいとのことでした。
お家に帰ってから、スマホの初期化。(旦那さんがやってくれた。)
今回の件で分かったことをまとめるとこちら。
フィッシング詐欺に引っかかったときは
クレジットカード番号を入力していなければ恐らくセーフ。
手数料は掛かるけどカードの利用停止と再発行をするのがベター。
相談は警察ではなくクレジットカード会社がベスト!
そして初期化。
いつもと違う手順で連絡が届くようなものについては、安易にクリックしてはいけません!!
今回は警察まで行っちゃったし、今後はほんとに気を付けなくちゃ。
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