ちょっとラジコンが気になって調べてみたのでその備忘録。最近のトイラジはおもしろそうだ。
トイラジとホビラジの違い
ラジコンは大きく分けてトイラジとホビラジ(ホビーラジコン)がある。
「ラジコン(車)なんて走って曲がればどれも一緒でしょ。」
自分も子供の頃はこう思っていたけど実はちょっと違う。
一番分かりやすいのは価格でトイラジは安いものだと2,000円くらいからある。
対してホビラジは最低でも1万5千円くらいから。
でもどちらも走って曲がって止まれる。
スピードとかパワーが違うのもそうなんだけど。もっと根本的にシステムが違う。
専門的な用語だとプロポーショナルシステムというらしい。
トイラジは走るけど速度は一定だ。スイッチを入れたら走って、切ったら止まると思っていい。単純なオンオフでスピード調節はできない。
ホビラジは車のアクセルのようにスピード調節が可能だ。少し踏めばゆっくり進んで、勢いよく踏めば一気に加速する。
曲がるときも同じ。
トイラジは曲がるけど常にハンドルを目一杯切った状態。直進か右か左。微妙な調節はできない。
ホビラジは車のハンドルと同じで少しだけ曲がったり、目一杯ハンドルを切って急に曲がったり調節ができる。
小さな子供が遊ぶならトイラジで十分だと思う。
やっぱり一番のネックは価格でホビラジは最低でも1万5千円。なかなかハードルが高い。
実際にはバッテリーを追加で必要になるから2万円弱くらいはかかる。
トイラジは5,000円も出せば十分な性能のラジコンが買える。
アマゾンでは安価で高性能な中国製のトイラジが人気がある。
トイラジでも1万円くらいのモデルであればホビラジのエントリーモデルと同じくらいの性能はあると思う。
トイラジは壊れたら直せない?
トイラジの弱点として壊れたときどうするのか?という問題がある。
ラジコンは屋外で走らせて遊ぶものなので壁にぶつかったりして壊れたりする。
ホビラジはちゃんと壊れたら直せるように設計されているし、タミヤのミニ四駆のようにパーツ単位で売っているので簡単に修理することができる。
安価なトイラジだとそもそも直せるように作られていない可能性もあるけど、2,000円くらいのラジコンであれば修理するよりもう一台買った方が多分安い。
人気のあるメーカーの中国製のトイラジであればパーツ単位で購入できたりサポートもしっかりしている。
そして設計も上手でホビラジよりも壊れにくい作りになっていたりする。
子供は手荒に扱ったり、かなり激しく遊ぶ可能性もあるからそういった意味でも壊れにくいトイラジはいいと思う。
ホビラジは知育にもいい
ラジコンは走らせて遊ぶものだけどそれだけじゃない。
パーツから組み立てて、走った後は整備する。
壊れたら修理して、オプションパーツなどで改造する。
そしてまた走らせる。
走らせるだけだとラジコンの半分くらいしか楽しめていないと思う。
そして単純な遊びではなくて教育としてもいいのかなと思う。
ラジコンの組み立てや改造はSTEM教育そのものだし。
整備や修理は自分の責任で管理してモノに対して愛情を注ぐ情操教育にもなるのかな。
ミニ四駆も同じだと思うし、ガンプラなんかも近いものがあると思う。
トイラジは組み立て済みの完成品ですぐに走らせて遊ぶことができる。
これは確かに楽だけど知育的な要素はほとんどない。
ホビラジは完成品もあるけど基本的には自分で組み立てるものだ。
そして壊れたら直せるように設計されているし、オプションパーツも豊富にある。
ある程度年齢が大きくなったらトイラジからホビラジにステップアップすると教育としてもいいんじゃないかと思う。
トイラジでも遊んだ後は自分で掃除したり、バッテリーの充電は子供が自分でやるようにするのはいいことだと思う。
3歳の子供におすすめのラジコン
うちの娘は今3歳。
小さな子供が遊ぶのにおすすめのラジコンを考えてみる。
まずはホビラジではなくてトイラジを選ぶ。
やっぱり価格が安いし壊れにくいのはいい。
ホビラジはこの年齢だと確実にオーバースペックだと思うのでトイラジで十分。
トイラジにするとして車の種類はどれがいいかな。
車高の低いスポーツカータイプ。基本道路(アスファルト)で走る。公園の芝生は走れないと思う。
オフロード車。一番汎用的でどこでも走れる。スピードは結構速い。
ロッククローラー。車高が高くて岩場なんかをゆっくり走る車。スピードが遅い。河原でキャンプなんかにちょうどいいと思う。
おすすめはロッククローラータイプのラジコン。
一番の理由はスピードが遅いから。
トイラジとはいえ最近のラジコンは結構スピードがでる。安いものでも20kmくらいはでるのかな。
20kmっていったら結構速い。小さな子供には多分制御できない。
スピードが速ければぶつかったときの衝撃も大きいのでそれだけ壊れやすい。
ロッククローラーは岩場などをゆっくり走る車なのでスピードが遅い。
作りも頑丈で壊れにくい。
車高が高くてタイヤも大きいからどこでも走れる。公園の芝生も大丈夫。
ラジコンは大きさも何種類かある。
大きいもので10分の1。40㎝くらいかな。結構大きいと思う。
小さいものは大人の手のひらくらいのサイズ。
基本的に小さい方が操作が難しいと思った方がいい。
小さいと動きがクイックで繊細で素早い操作が要求される。
大きいとその逆で操作がゆっくりになる。
後は小さいとタイヤも小さくなるから凸凹した場所が走りにくくなると思う。
小さな子供が遊ぶことを考えるとスピードが遅くて大きいラジコンがいい。
だからロッククローラータイプのラジコンでサイズがある程度大きいものを探す。
そしてあまり高価でないこと。
DEERC DE45のレビュー
一番おすすめのラジコン。
ロッククローラータイプのトイラジ。
価格は5,000円程度と十分手頃。
ロッククローラータイプでスピードが遅い。
サイズは1/16で30cm弱。
バッテリーは2本ついていて、1本で45分走る。多分実際はもっと短いと思うけどそれでも十分遊べると思う。
メーカーはDEERC。アマゾンで人気のメーカー。サポートもしっかりしているようなので壊れたときも安心。
WPL C24のレビュー
納期にちょっと問題があるけどおすすめのトイラジ。
これもロッククローラータイプでスピードが遅い。
スケールは1/16で大きさは30㎝くらい。DEERCのDE45よりも少し大きい。
リアルな感じで大人も楽しめそう。スケールクローラーというジャンルらしい。
価格は5000円と手頃。でも納期がすごく遅い。
アマゾンだと1ヵ月くらいかかるのかな。
バッテリーは1個しかついてないから追加でもう1個欲しい。
荷台の白いカバーは外してピックアップトラックにもなる。
車種は何種類かある。
C14とC24-1とC34はボディ違いの兄弟車だと思う。
C24はハイラックスサーフ。C34はランクル40かな。
問題は納期だな。1ヵ月は長いよね。
ドアミラーなどの細かなパーツは壊れやすそうで心配だけど、付けないという選択もあるか。
外でガンガン走らせるならDEERCのDE45が気兼ねしなくて良さそうではある。
WPL D12のレビュー
SNSとかで人気?のトイラジ。
昭和の軽トラというのが渋い。
C24よりも前に発売されたモデル。作りはほとんど同じだと思う。
D12はフロントがダブルウィッシュボーンだからC24よりもオンロードよりの仕様。
動画を見るとスピードも少し速い気がする。ギヤ比が違うのかな。
スケールは1/10だから大きさは30㎝くらいかな。
ホイールベースが190mmだからもうちょっと小さい気もするけど。
ラダーフレーム?の実車チックな構造がステキ!
オプションパーツとかも出ているので壊れても修理できるかな。
値段はアマゾンで7000円。ちょっと高い。
でもこっちは翌日配送だ。
これもバッテリーは1個だけ。
Smija ラジコンカーのレビュー
アマゾンで2千円で買える激安ラジコン。
とても安いトイラジだけど結構よく走る。
とにかく価格が安いのでとりあえずラジコンに触ってみたいという子供におすすめ。
1台で1700円だから2台買って親子や兄弟でレースとかもいいよね。
サイズは20cmくらいで小さいけど、オフロードのバギータイプなので場所を選ばずに走れると思う。
バッテリーもちゃんと2個ついてる。
アマゾンの商品説明を見るとなんと防水らしい。浅い水たまりくらいなら走れる。
自分が子供頃はトイラジでも1万円くらいしたような気がするけど。
今みたいに充電式乾電池もなかったからすぐに箱に仕舞ったままになってしまったな。
スピードももっと遅かった気がする。
DEERC 9604Eのレビュー
アマゾンで3,000円で買えるトイラジ。
安いけどメーカーはDEERCなので安心できる。
サイズは20cmくらいと小さめ。
バギータイプなので結構スピードはでるのかな。一応パッケージには20kmとある。
バッテリーは2本ついて、1本で30分走る。
本体が小さいのでバッテリーの容量も小さいのかな。
DEERC 9200Eのレビュー
1/10スケールのかなり本格的なラジコン。
性能的にはもはやトイラジではなくホビラジと言っていいレベル。
スピードがかなり出るのでホビラジの入門用といった感じ。
スケールはホビラジでも主流の1/10で40㎝くらい。
価格がちょっと上がったのかな。1万3千円くらい。
もうちょっと頑張れば入門用のホビラジが買えるから悩ましいところ。
1万円ちょいだったら相当値頃感がある。アマゾンのタイムセールとかで安くなったら狙い目かな。
性能的には安価なホビラジを超えていると思うけど、壊れにくい設計などトイラジならでは工夫もあって良く考えられている。
DEERC 300Eのレビュー
DEERCの最新モデル?
ブラシレスモーター?を搭載して価格も1万5千円とトイラジを完全に超えてきた。
パッケージの最高速は60㎞。
サイズは1/18だから25㎝くらい。
小さな体に大きなパワー。
完全にオーバーパワーで操作はかなり難しいっぽい。
河原などで豪快に走らせるのがいいのかな。
ネックは価格。1万5千円だとあと5千円出してタミヤのXBラジコンを買った方が良さそう。
このラジコンはコントロールして楽しむという感じではないみたいだから、もともとベクトルが違うんだろうな。
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