今日はお昼に娘とスーパーに行ってきました。
その時、初めてうちの娘はスーパーでひっくり返って足をバタバタさせて大騒ぎ。
そのとき、 ふと4年くらい前の出来事を思い出しました。
確か結婚して間もなくだったと思います。
まだ私たち夫婦には子供がいなくて、夫婦だけのゆったりとした時間を楽しんでいた頃。
昼間にスーパーに買い物に行ったときに、スーパーの入り口近くで子供の泣き叫ぶ大きな声が聞こえてきました。
泣き叫ぶ子供と親の姿はそこからは見えなかったけど、とにかく大きな声で力いっぱい駄々をこねて泣いている子供の意思は伝わってきました。
『お菓子でもかってもらいたいんだろうな・・・』
そんな風に思ったその時、たまたま隣にいた初老の男性が私に話しかけてきました。
「あんなに騒いでみっともない・・・子供があんな風になるのは親のしつけがなってない証拠だな。」
その時は子育てが全く分からなかったから『そうなのか~、でもそういわれた親御さんはかわいそうだな~。』と思った時のことを思い出しました。
話は戻り、今日スーパーに行ったのはお昼ご飯をスーパーのイートインで済ませてしまう予定で、ご飯だけ買いに来たのです。
スーパーに入る前に娘と約束をしました。
「メメちゃん。今日はスーパーでご飯だけ買うよ。お金を持ってきていないからガチャガチャもお菓子も買わないからね。お母さんから離れたり、商品に勝手に触ったりしちゃだめだよ。お母さんとの約束が守れなかったらすぐお家に連れて帰るからね。」
メメちゃん「わかった!」
それからスーパーに入ると入り口にあった小さな子供用のピンクのカゴを選び、楽しそうに中に入っていったんだけど、ここが問題だった。
入り口の横にゲームセンターがある。
このゲームセンターで遊びたいと騒ぎ出し、手を引っ張っても崩れ落ちるように倒れこんで動かなくなってしまったのです。
「わかった。さっき約束したよね。今日はお買い物やめて帰ろう!」
ぎゃあぎゃあ泣きバタバタと暴れる娘を担いで駐車場へと逆戻り。
チャイルドシートに乗せようにも海老反りになって抵抗するので、諦めるまで車の脇で大泣きさせようと降ろしたところ、私の車の後ろでばたりと倒れこみ足をバタバタさせて泣きじゃくり始めた。
『駐車場でなんてこと・・・』
危ないので私の車の後ろに止めている車に人が乗っていないか、買い物から人が戻ってこないかに注意しながら、泣きじゃくる娘のすぐ脇に立ち、しばらく様子を見て、ひとしきり泣かせた後に話しかけました。
その時娘は「すーぱーにいきたい!いきたい!」と強く主張していました。
私は「今日はもうスーパーは行かないよ。さっき約束したよね?ご飯だけ買いに来たから言うこと聞けなかったら帰るよって。約束を破ったのはメメちゃんだよね?自分でスーパーに行けなくしちゃったんだよ?自分でやったことなんだから責任取りなさい。」
何度かそれを言い聞かせるうちに、娘のぎゃん泣きが少し静まってきて、今度はヒックヒックとしゃっくりのようになりながら「メメちゃんいいこしてる・・・いいしてる」と言い始めました。
『おや?これからはいい子にしてるから連れて行ってって言ってるのかな?親が折れてしまうのは良くないような気もするけど、これだけ行きたそうにしてるし、いい子にしてるって娘から言ってるからラストチャンスをあげてみようか。また勝手にどこかに行ってしまうようなら今度こそ連れて帰ればいいよね・・・』
娘に言いました。
「いい子にしてるのね?約束覚えてる?ご飯だけ買うんだよ。おもちゃもお菓子も買わないよ。それが出来ないんだったら今度こそすぐにお家に連れて帰るからね?」
娘「わかった」
それからまたスーパーに戻りカートに乗せると、あっちのカートがいいとチャイルドシートがついていないカートを指さしてちょっとぐずり始めました。
「あっちのカートはチャイルドシートついてないからだめだよ。お母さんの言うこと聞けない?」
するとフルフルと頭を横に振り、おとなしくなりました。
『さっきのいい子してるは本当だったのね!!』
そのあともちょいちょいぐずったりしたけれど、お母さんの言うこと聞いてくれないなら帰ることになっちゃうよ?っと話すとすんなり言うことを聞いてくれるようになりました。
ちゃんとルールを決めて、親がブレずに徹底して行えば子供はきちんとやっていけない事を学習していくんだなと実感しました。
徹底することって結構大変なんですけどね。
でも、子供も頑張っているし、親も頑張らなくちゃって事だよね。
今日のスーパーでのやりとりを通して、ふと4年前の出来事に思うことがありました。
『あのおじいちゃんに子供や孫がいるなら、その子供の成長を断片的にしか見てこなかったのかもしれないな。』
子どもは経験をして学習していく。
失敗をしても、それをいけない事と理解して、今後の学びとしていけばいい。
間違ったことをしない子供などいるはずがない。
もしかしたらあの時の子供は、初めてスーパーであんなに駄々をこねていたのかもしれない。
そうじゃなくても、今、まさに保護者が言い聞かせている最中だったのかもしれない。
あの4年前のシチュエーションでは、私たちは何も見ていないし、ずっと様子を観察していたわけではないんだから、「親のしつけがなっていない証拠だ」と決めつけるのは良くないんじゃないかな?と、育児をしている今になってやっと気がつくことが出来ました。
もちろん駄々をこねている子供をその場で放置しているようなら保護者に非があると思うけど、そうではないのなら、簡単に保護者を否定するような言葉を投げつけるのはちょっと浅はかな行動じゃないかなと感じました。
でも、これは私の意見であって皆がみんなそう思うことなんてありえない。
だから私は、十人十色の考え方があることを忘れずに、そして、見ず知らずの人の否定に対して過剰に傷つかないように、視野を広げる努力を惜しまず自分の行動に胸を張ってこれからも生きていきたい。
と思いました!
パパ!
メメちゃん、最後はにこにこでご飯食べて帰ってこれたよ!
いい子してたよ!!
メメちゃんのこと「困ったな~」と思うこともあるけど、困る前の機嫌がいいときにやっちゃいけない事教えてあげてね!
ちょっと時間が掛かるかもしれないけど、きっとできるようになるよね!
家訓、つくる?笑
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