3歳になった娘が興味を持ったアイロンビーズ。アクアビーズとパーラービーズを比べてみよう。
はじまりはセリアのアイロンビーズだった
娘が最初に欲しいと言ったのはアナ雪のアクアビーズだった。
調べてみると3,000円くらいする。娘のお年玉がまだまだ残っているので買ってもいいんだけど小さなビーズを扱うのでなかなか難しそうだ。
対象年齢を見ると6歳以上。3歳の娘にはまだ早いかなと思った。
そこでまずは100均のセリアのアイロンビーズを試しに買って遊んでみた。
100円でビーズとビーズトレイとアイロンペーパーが入っている。
3種類の作品が作れるようになっている。3つ作ってもビーズは結構あまる。
娘は最初は苦戦したけど、小さな指でビーズをつまんでなかなか上手にビーズを並べていく。
間違えたビーズをピンセットで直すのも一人でできる。
ダイソーでも売っているけど、ビーズとトレイが別々だったからセットになっているセリアの方がいいと思う。
アイロンペーパーはオーブンで使うクッキングペーパーでも代用できる。
間違えたビーズを修正するのにピンセットはあった方がいい。それとビーズを収納するケースやジッパーバックも。
これで一応3歳の娘でもアイロンビーズで遊べることが分かった。
そして娘が欲しかったアクアビーズのスタンダードセット(アナと雪の女王2)を購入した。
娘はすごく喜んだ。だけどいざ遊んでみると思ったようにできない。
アクアビーズとアイロンビーズ。似たようなものだと考えていたけど結構別物だ。
とりあえずその日は頑張ったけど3歳の娘にはアクアビーズは難しいということが分かった。
でも娘はどうしてもエルサを作りたいみたいで次の日もアクアビーズをやりたがる。
気持ちはわかるけど娘にはアクアビーズどうにも難しい。
とりあえずいろんな図案を作れるように少し本格的なアイロンビーズを買うことにした。
選んだのはパーラービーズのスターターボックス。メーカーのカワダは子供の頃に遊んだダイヤブロックも作っている。
パーラービーズのスターターボックスは1500円と価格も手頃。
アイロンビーズをはじめるのに必要なものが全部入っている。
ビーズは15色入っていて肌色(アプリコット)もある。これで大抵のキャラクターは作れる。
アクアビーズのアナ雪のセットは約3000円でビーズはパーラービーズの半分くらいだった。アクアビーズのカタログの写真はビーズ増し増しになってるので注意。
アクアビーズはやっぱり水で溶ける特殊な素材だから高くなってしまうのかな?
そしてパーラービーズのシリコンプレートがすごく使いやすい。
ビーズがでっぱりにぴったりはまるから一度並べたビーズがズレない。
逆さまにしても外れないので作り途中で置いておくこともできる。
アクアビーズよりも簡単にできるアイロンビーズだけど、シリコンプレートがあるとさらに遊びやすくなる。
最後のアイロンがけもやりやすい。シリコンプレートは外枠があってこれがアイロンのガイドになる。
簡単に平らにアイロンをかけることができる。
アクアビーズはアイロンビーズよりも難しい
アクアビーズは専用のペンでビーズをトレイに並べることができる。
アクアビーズが人気がある理由にこのアクアビーズペンのイメージの効果が大きいのかなと思う。
イメージの話だけどペンという使い慣れたデバイスで簡単に作れるように見えるんだ。
特に小さな子供が簡単にやれそうな気がする。自分もそう思っていた。
でも実際にやってみるとこれがかなり微妙な感じ。
ビーズはいろんな色を使うけどビーズペンは一色ずつしか出ないのも問題。
同じ色を全部並べてから次の色とは作らない。例えば顔を作って次に髪、そして体、足と順番に作っていくのが普通だと思う。
結局は肌色、黒、茶色とか次々に色を変えてビーズを並べていくわけだ。
ビーズペンを使ったとしても次々に色を入れ替えて使わなければならない。これだとピンセットを使うのとほとんど変わらない。
例えば10色くらい入って色を変えて出せるなら便利かも知れないけど。
ピンセットと変わらないのだから比較は単純でビーズを取ってトレイに並べるのにどっちがやりやすいのか?という話になる。
装填は穴から入れることもできるけど、小さなビーズを取ってビーズペンの穴から入れるくらいなら直接ビーズトレイに置いた方が遥かに速い。
押し込んで装填するのはビーズが沢山あれば大雑把にガチャガチャやれば押し込めるけど如何せん効率的ではない。
ビーズを並べるときはペン先は結構太いし、狙ったところにビーズを置こうとすると少し上から落とすような感じになる。
近づけると既に並べたビーズにあたってズレてしまう。
大人だったら間違いなくピンセットの方が効率的で早いと思う。
そして子供でもピンセットの方がやりやすいんじゃないかなと思う。
3歳のうちの娘はペンを使いこなすのは無理だった。
装填は一応できる。でもビーズをトレイに置くのがかなり難しい。
ペンの持ち方は一応できるけど人差し指でノックを押し込んでビーズを出すのが難しい。
やっぱり手が小さいから安定しない。ビーズを出すときにペン先をうまく固定することができない。
ノックを押した力でペン先がぶれて違うところにビーズが落ちたり、既に置いたビーズにあたってしまう。
グーのようにもって親指でノックを押すようにする持ち方も試してみたけどやっぱりこれも難しかった。
アイロンビーズでやったように直接手でやってみた。
手でつまんで並べるやり方。小さな子供はこれが一番いい。
アクアビーズは丸なので筒形のアイロンビーズよりも摘まみにくい。でも摘まむのは出来る。
けど並べるのが難しい。
アクアビーズはトレイの窪みにビーズが置いてあるだけなのでとてもズレやすい。
素手だと狙ったところに一発で置くのは難しいし、直すのも周りのビーズがズレやすい。
これは大人も同じで素手でアクアビーズをやるのはむずい。
アイロンビーズならでっぱりにビーズがはまっているから一度置いたビーズはズレにくい。
特にパーラービーズのシリコンプレートはビーズがピッタリはまるから逆さまにしても落ちてこない。ピンセットで外さない限りはズレることはない。
指でつまむのも丸いアクアビーズよりも、円筒形のアイロンビーズの方が簡単。
うちの娘も小さな指でビーズをつまんで親指でぐっとでっぱりに押し込んで器用にビーズを並べることができる。
修正も周りのビーズがズレることはないから小さな子供でもピンセットで外せる。
アクアビーズとアイロンビーズの仕上がりの違い
アクアビーズの特徴はアイロンを使わずに水で固めること。
確かに子供が熱いアイロンを使うのは危ないので水でできるのは大きなメリットだ。
だけど小さい子供の場合は結局どちらも親がやることになると思う。
霧吹きでちょうどよく水をかけるのは難しい。
結局小さい子供の場合はビーズを並べる工程だけを考えて選べばいい。
水で簡単に作れるアクアビーズだけどやっぱりキレイに作品を作るのは思ったよりも難しい。
自分の感覚ではアイロンビーズの方が簡単に思える。
アクアビーズは思ったよりもたくさん水をかける。これは説明書を見ればわかるけどビーズとビーズの間に水の膜ができるくらいにかける。
でもこれを均一にやるのがやっぱり難しいんだ。
ビーズの大きさは揃っているけどやっぱり多少の違いはある。ところどころ隙間が大きいところが出来てしまう。
隙間が大きいところに合わせて霧吹きで水をかけると、水がかかり過ぎのところが出来る。
水たまりみたいになってビーズは溶けすぎてデロデロ。水を吸って膨らんだ感じになる。
こうなると乾くのに時間が掛かるし仕上がりも悪くなる。
逆に隙間がちょうどいいところに合わせて水をかけると、隙間が大きいところは水のかかりが不十分でくっつかない。
ビーズが丸いアクアビーズは点と点でくっついている。水のかかりが不十分だと乾いた後に壊れやすい。
アクアビーズはそこまで作品を作ったわけではないから慣れの問題もあるかも知れないけどあまりいい解決方法はない気がする。
隙間が大きいところにだけピンポイントで水を付けたりしたけどこれもあまりうまくいかない。
乾いた後に弱そうなところを瞬間接着剤とかで補強するとかも考えた。
しっかり乾燥した後もそれほど頑丈じゃない。かなりグニャグニャする。
それと一回溶けて乾燥するという工程のせいか平にならずに反りやすい気がする。
円柱形で表と裏でしっかりくっついているアイロンビーズの方が遥かに頑丈だ。
アイロンビーズは一回形が出来ればがっしりとした一枚のプレートなので雑に扱っても全然平気。
娘のかばんに付けるキーホルダーやアクセサリーにもしたいなと考えているけど、水に溶けるアクアビーズはあまり向いてない。
やっぱり雨のときとか心配になる。
アクアビーズもラッカースプレーのクリアを吹いたりすれば少しの雨くらいだったらどうにかなるような話もあるし。水で濡れても大丈夫なような加工方法もある感じだけど。
でもそれだったら最初からアイロンビーズでいいのでは?と思う。
アイロンビーズの方が頑丈だし子供が雑に扱っても壊れない。雨や水がかかっても平気だから。
アイロンビーズを上手に仕上げるコツ
アイロンビーズも上手に仕上げるのは結構難しい。
アイロンを平らに均一にかけるのが難しいんだ。どうしてもかけ過ぎて潰れた部分が出来てしまう。
ウサギとイルカはかなり潰れている。
一応シリコンプレートはアイロンの高さのガイドになる枠があるので表面は均一にかけられる。
でも裏面にアイロンをかけるときはプレートから外してアイロンをかけるので裏側はやっぱり難しい。14マスの小さな作品でもどうしても潰れたところが出来てしまう。
なので簡単にガイドを作ってアイロンをかけるようにした。
アイロンビーズの高さと同じ5㎜くらいの厚みのものを探す。
少し薄いけどノートを使うことにした。厚みが足りない分は写真用紙を重ねて調整する。
こうすれば均一の厚みにアイロンを簡単にかけることができる。仕上がりがとても良くなる。
コルクのコースターなんかもちょうどいいかも知れない。
アイロンをかけたら本や雑誌などを載せて冷えて固まるまで平らに安静にして置く。
アクアビーズが人気の理由
パーラービーズの弱点というかアクアビーズが何故これだけ人気なのか。
それはキャラクター商品の力が大きいのかなと思う。
アマゾンのランキングでもメイキングトイの1位から10位はアクアビーズの商品だ。
ちなみに1位は鬼滅の刃のバケツセット。
うちの娘もアナ雪があるという理由でアクアビーズに興味を持った。
それだけ好きなキャラクターというのは子供にとって大きな存在なんだ。
ディズニーのプリンセスにアナ雪にソフィア。ポケモンにすみっコぐらしにサンリオにドラえもん。鬼滅の刃。
アクアビーズはとにかくキャラクター商品に全く隙がない。子供だったら絶対に好きなキャラクターが見つかると思う。
それだけで欲しい理由になってしまう。
パーラービーズはポケモンにすみっコぐらしにトーマスにハローキティ。これだけだ。
レゴとダイヤブロックの関係にも似てるのかな。キャラクターが弱い。
せめてアナ雪がいればな。
でもキャラクターと言っても結局は図案があるかどうか?それだけの話だと思う。
キャラクターのイメージに合わせたケースにも魅力はあると思うけど、結局は図案とイラストの勝負なんだ。
アクアビーズはアナと雪の女王2のスタンダードセットを購入したけど、図案のイラストは5つしか入ってなかった。
これだけじゃ全然足りない。結局は別のキャラクターセットを買うなどしなければならないので結構微妙。
パーラービーズのスターターボックスはイラストが両面で20くらいある。娘はユニコーンが気に入ったみたいだ。
キャラクターは魅力的だけどせめて10枚くらいの図案は欲しい。
でもパーラービーズのイラストはA3くらいの一枚の大きな紙に印刷されているから使いづらい。この点は図案ごとにカードになっているアクアビーズが優秀。
うちはプリンタでスキャンして年賀状の余ったはがきに図案ごとに印刷してカードにして使っている。これで大分使いやすくなる。
娘はいつもおやつを食べている木こりのテーブルでビーズを作るので大きな紙は広げられないから。
図案はメーカーのホームページからダウンロードしたり、ネットで検索して見つけたりするしかない。
メーカーの公式にはキャラクターの図案は少ない。キャラクターは個人のブログやインスタグラムとかピンタレストが参考になる。
ディズニーのプリンセスの図案なんかは定番なので検索すればすぐに見つかる。
鬼滅の刃なんかも簡単。
でも小さな子供の場合はやっぱり紙で欲しい。
図案の台紙の上にプレートを置いてビーズを並べて遊ぶから。図案を見つけて印刷しないといけない。
だからエクセルで頑張って図案を作った。
プレートのサイズに合わせてちょうどよく印刷するのに少し手こずったけど。
エルサやアナにオラフ。ラプンツェルにシンデレラを見て娘はたいそう喜んだ。
そして調子に乗ってジブリにも手を出した。
紅の豚のポルコや魔女の宅急便のキキは娘は知らない。
けど100均で買ったアイロンビーズのケースにエルサやアナと一緒に大切そうに仕舞っていた。
アナ雪やディズニーのプリンセスの図案を作ってからはアクアビーズをやりたいとは言わなくなった。
自分でパーラービーズを持ってきて。集中して遊んでいる。
だから3歳くらいの子供にはアクアビーズよりもアイロンビーズをおすすめしたい。
3歳の娘でも一人で遊べる。
図案は少し面倒だけど自分で探して印刷すればいい。結局これはアクアビーズも同じだ。どんどん違うものが作りたくなるのだから。
図案も子供と一緒に作ると楽しいかもしれない。図案作りも遊びのようなものだから単純なペグボードなんかもいいかも。
アイロンビーズのアプリもあるけどパッと見ただけど印刷ができない感じ。
やっぱりエクセルが一番なのかな。
パーラービーズスターターボックスのレビュー
アイロンビーズをはじめるのにおすすめ。
アマゾンで1500円くらいで購入できる。
パッケージに書いてある対象年齢は5歳。アクアビーズは6歳。
違いは1歳だけどそれ以上に差があると思う。
アイロンビーズで遊ぶのに必要なものが全部入っている。
ビーズが15色にプレートが2枚。修正用のピンセットとアイロンペーパー。
そして図案が描いてあるイメージシート。
ビーズは15色入っている。各色140個ずつ。白だけ280個。
ビーズパレット(ケース)は薄いプラスチックで簡素なもの。
キャラクターに合わせたしっかりしたケースが付属するアクアビーズとは違う。
でもビーズはアクアビーズの2倍入っていて価格は半分なんだから納得できる。
プレートは写真のシリコンプレートと、もうひとつ透明なプラスチックのプレートが入っている。
親子で一緒に作ることができるのでありがたい。
一応Lサイズの大きなプレートも買ってみたけど、付属のSサイズのプレートで十分だと思う。
特に小さな子供が遊ぶには14マスのこのサイズがいい。
図案は動物やお花。フルーツなどいろいろ。全部で21個かな。
キャラクターはないけど図案が多いからいいと思う。
アクアビーズのキャラクターセットは図案は5つくらいしかないから、すぐにネタ切れになってしまう。
最初に作ったのはウサギさん。娘はユニコーンが気に入ったみたいだ。
図案は一枚の大きな紙に印刷されている。
見本図の上にプレートを重ねてビーズを並べていくのだけど紙が大きいから使いづらい。
この辺は小さなカードに図案が描いてあるアクアビーズの方がいい。
年賀状で余ったはがきに図案を印刷して使っている。
プレートのサイズは7㎝角なのでL判の写真用紙でいいと思う。
ディズニーのプリンセスとジブリの図案を紹介
パーラービーズの弱点はキャラクターが弱いこと。
ポケモンにすみっコぐらしにトーマスにハローキティ。娘の好きなアナ雪はないんだ。
娘が大好きなエルサとプリンセス。
半日くらい頑張ってエクセルで図案を作った。
ディズニーのプリンセスはアイロンビーズでは定番みたいだ。
そしてジブリ。
紅の豚のドナルド・カーチスの図案はなかなかレアだと思う。この衣装のナウシカも。
娘が最初に作ったのはエルサでもプリンセスでもなくナウシカだった。
ナウシカに見えるかどうかは問題ではあるが娘は気に入ったみたいだ。
少し手伝ったけどほとんど娘が作った。
3歳の娘でも十分一人で遊べる。
家だとなかなか一人で集中して遊ばない娘だけど、アイロンビーズは黙々とやっている。
パーラービーズもアクアビーズも図案あってのものだ。
ビーズだけあっても子供は途方に暮れてしまう。
だからキャラクターものが多いアクアビーズが人気なんだと思う。
図案はメーカーのホームページからもダウンロードできるけどキャラクターものは少ない。
キャラクターの図案は個人のインスタグラムやブログで簡単に見つかるからそれを参考に作るといい。
14マスのプレートなら図案を作るのはそれほど難しくない。
パターンを覚えれば結構簡単だと思う。
ちなみにアクアビーズの図案を使うこともできる。
アクアビーズの公式では鬼滅の刃とすみっコぐらしのキャラクターの図案をダウンロードできる。
ビーズの並び方が違うので別売りの六角プレートが必要になる。
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