軽自動車でも電動スライドドアが一般的な国産車とは違って、カングーのスライドドアは古典的な手動式だ。
カングーのスライドドアはとにかく重い。
どういうことかと言うと、カングーのスライドドアは坂道などで勝手に閉まらないようにロックが掛かるようになっている。
下の画像はカングーのスライドドアを全開にした状態。
中央の白くて丸い樹脂部品がそのストッパーで今はロックが掛かっている。

スライドドアを閉めるにはこの白丸のストッパーを押し戻して乗り越えないといけない。
でもこのストッパーを押し付けるバネがかなり強力で、インナーハンドルを持ってかなりの力で引っ張らないとスライドドアを閉めることができない。
女性や子供だとこの重いスライドドアの扱いにはかなり苦労すると思う。
カングーのスライドドアが重いのは覚悟の上だったけど、うちのお嫁さんも小柄なのでどうにかしたいとは考えていた。

カングーのスライドドアの調整で調べてみると、簡単なDIYでなんとか出来そうなので早速やってみる。
使うのはダイソーやセリアなどの100均で売っている傷防止のクッションフェルト。椅子やテーブルなど家具の脚に張り付けて使うものだ。
娘のキコリの小いすに使ったものがちょうどよく残っていた。

スライドドアをゆっくり動かしてストッパーが下がった位置で止めて。
上から落とすようにクッションフェルトを入れてちょうどいい位置に張り付ける。

クッションフェルトの厚み分だけストッパーの掛かりが浅くなるので、少ない力でロックが外れるようになる。

クッションフェルトの厚みは大体3mmくらいだけど、しっかり体感できるくらい効果があった。
うちのカングーの場合は右のスライドドアの方が軽く閉まる。左はクッションフェルトで調整してもまだ少し引っ掛かる感じがある。

カングーのスライドドアを閉めるにはちょっとしたコツがあって少し助走をつけるといい。
スライドドアをロックが掛かった位置からさらに押し込むとほんの少しだけ奥に動く。
そこから助走をつけて動かすと楽に閉めることができる。
中古車を選ぶときに試乗した高年式のブルーコスモスのカングーも左右でスライドドアの重さが違った。
右のスライドドアの引っ掛かりがかなり強くて事故車なのかなと疑ったほど。
カングーのスライドドアの重さは個体差や左右差があるので中古車を選ぶときはしっかり確認するといいと思う。
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