ベビーサインとの出会いは子供が生まれる前に遡ります。健康な赤ちゃんが生まれるかどうかが不安で、発達障害やダウン症、アスペルガーやADHDなどについて調べていたときに、早期療育とかのワードと合わせてベビーサインを見つけたのがきっかけだったと思います。
最初はこんなのあるんだ面白そうだなという印象でした。
ベビーサインとは?
ベビーサインとは簡単に言えば手話のようなものです。
赤ちゃんが生まれてから、言葉でのコミュニケーションをとれるようになるにはかなりの期間がかかります。
うちの娘はもうすぐ2歳になりますが、やっと3語くらいを組み合わせて言葉でいろいろコミュニケーションがとれるようになってきました。
大人と同じように言語でコミュニケーションをとるには生まれてから2年くらいの期間は必要です。でも人間は言葉だけに限らず例えば身振り手振りや、文字など様々な手段でコミュニケーションをとることができます。
赤ちゃんも言葉を話す前から、泣いたり笑ったり、いろいろな形でサインを発しているのです。
ベビーサインはここに注目して、言葉より前に身振り手振り、ジェスチャー・ボディーサインでコミュニケーションをとる方法です。
手話を簡単にして動きを大げさにしたようなものと言えばイメージしやすいでしょうか。
ベビーサインと同じようなものでマカトンというものもあるようです。自分の曖昧な記憶では、マカトンの方がベビーサインよりも複雑で難しいものだったと思います。
隣町にあるベビーサイン教室に通いはじめた。
子供が生まれてからはベビーサインのことはすっかり忘れていたのですが、子供が泣いている時に何で泣いているのか分かれば楽なのになと考えて、ハッとベビーサインを思い出しました。
お嫁さんにベビーサインのことを話して、それから1ヶ月くらい経ったでしょうか。
「近くでベビーサインの教室やってるんだけど、行ってみてもいいかな?」
とお嫁さんに言われました。
受講料はそれなりの金額でしたが、お嫁さんの気晴らしやママさんとの交流にもなると思って、「やってみなよ」と言いました。
それから月に2回くらいお嫁さんと娘は車で隣町にあるベビーサイン教室に通うことになりました。
ベビーサイン教室は結構楽しかったみたいです。
やっぱり同じような月齢の子供やママさんと話したり、あと工作みたいなものも作ってきたり、その材料を用意したりと夫婦のコミュニケーションにもなりました。
ベビーサイン教室では教材としてベビーサインの本と、歌のCDをもらいました。
ベビーサインのCDは最近は聞いていませんが、少し前は子供と車で出かけるときに結構聞いていました。手遊び歌になっているので、娘とお嫁さんは移動中も楽しそうに歌を聞きながら遊んでいました。
ベビーサインの本には沢山のサインが載っていますが、実際に使うサインは結構限られています。やっぱり家での日常生活で使うサインがメインになるので、車や電車などのサインはあまり使わなかったです。
食べ物や動物のサインは絵本と合わせて、ベビーサインをやったりしていたので、子供も結構覚えました。バナナとかリンゴ、イチゴなんかは食事をしているときに今でもやったりします。
ベビーサインはいつからはじめる?
うちでベビーサインを始めたのは娘が生後8ヶ月くらいの頃です。この頃からベビーサイン教室に通い始めました。
大体半年くらいから始めることが多いようなので、少し遅いくらいでしょうか。
ベビーサインは基本的には言語に代わるコミュニケーションなので、あまり遅いと意味がないと思います。半年から1歳くらいの間に始めるのがいいタイミングじゃないでしょうか。
うちでは1歳半くらいから段々とベビーサインから言葉に移っていきました。
最初の教えたベビーサインはおっぱい
最初に教えたサインはおっぱい(手をグーパーと握ったり開いたりするサイン)とオムツ(腰のあたりを両手でパンパンと叩く)だったと思います。
お嫁さんの実家の両親には、そんなこと覚える前に話し始めるからと一笑に付されましたが。
いざ娘がベビーサインやり始めたら、手のひらを返したように、「メメちゃんすごいねー」とべた褒めでした。
お嫁さんが昼寝しているときに、娘がグーパーグーパーやっているとおっぱいって言ってるから連れてきたよと言って、子供を連れてきたりホントにベビーサインすごいです。
特におっぱいは自分で飲みたい時にベビーサインをやってくれたら楽だなという思いからです。ちなみにうちの娘は母乳で育てました。ミルクは嫌いなのか全く飲まなかったのでフル母乳です。
それと合わせてオムツのサインも教えました。
オムツの交換も1日に何回もしますから、そのたびにオムツ、交換とふたつのベビーサインを組み合わせて、言葉と一緒にサインを繰り返しました。
3ヶ月後にはじめて「おっぱい」のサインがでた!
最初にこれサインなのかなと思ったのはおっぱいでした。
グーパーグーパーと手をにぎにぎする仕草をやり始めたんです。この時でもベビーサインをはじめて2ヶ月くらいだったと思います。
なかなかベビーサインやってくれないね。などとお嫁さんと話しながら、それでも来る日も来る日もベビーサインのおっぱいとオムツ交換を繰り返す毎日です。
もちろんこの二つのサイン以外にもいろいろなサインをやっています。お風呂(胸の前で両手を上下に動かす)のサインも最初からやってましたね。
- 「あれっ今オムツのサインじゃない」
- 「えっうそ、私見てないよ」
- 「今やったと思うよ」
次の日
- 「やっぱり違かったかな」
- 「えーそうなの」
みたいなやり取りを何度も繰り返しています。
何回もこういった勘違いみたいなのを繰り返しながら、これ絶対やってるよね!みたいな確信に変わったのはベビーサインを始めて3ヶ月位たった頃です。
この頃には明らかにベビーサインでコミュニケーションがとれていると確信できました。
- 「今おっぱいってやったよ」
- 「わかった。おっぱいにしようか」
みたいな感じで、子供が主体でコミュニケーションできることが普通になり。最初はかなり感動しました!
まだ赤ちゃんなのに、毎日の繰り返しによってコミュニケーションの手段を獲得したんです。親としてこれ以上嬉しいことはありません。
そしてベビーサイン爆発期!生後11ヶ月
そしてベビーサインをやり始めると一気に爆発した感じです。この頃から他にもいろいろなサインをやり始めます。
最初から教えていたオムツもそうですし、バナナ、イチゴ、リンゴ、キリン、ネコ、クマなど、ホントに一気にいろいろなサインをやり始めるようななりました。
子供ってすごいねって話したのを覚えています。
娘が主に使っていたベビーサインを思い出すとこんな感じです。
- 食事がもっと欲しい
- 食事が終わりのときはおしまい
- お風呂に入りたい
- 絵本を読んで欲しい
- お水を飲みたい
- おっぱいが欲しい
- おにぎりのサイン
- おやつのバナナが欲しい
やっぱり家での普段の生活で使うものがメインになりますね。こういったコミュニケーションが取れるとすごく便利です。
ベビーサインのメリット
ベビーサインのメリットはやっぱり子供と早くからコミュニケーションをとることができるということです。
言葉でコミュニケーションがとれるようになるのは2歳くらいからですが、ベビーサインなら1歳前からコミュニケーションをとることができます。ベビーサインがあると何で泣いているのか分からないような場面がなくなるので育児がとても楽になります。
特におっぱいのサインは簡単だし絶対やった方がいいと思います。おっぱいを飲ませる時に手をにぎにぎして子供に見せるだけでいいですから。
3ヶ月も続けていれば、子供もおっぱいを飲みたいときににぎにぎするようになりますよ!
これは個人的な考えですが、ベビーサインをやっていると言葉の習得も早くなると思います。ベビーサインを覚えた赤ちゃんは1歳前から他者とコミュニケーションをとるということは当たり前のことになります。
喋れるようになれば、ベビーサインが言葉に置き換わるだけです。喋れるようになってから、一からコミュニケーションのやり方を覚えるよりは圧倒的に少ない学習で話せるようになると思います。
ベビーサインのデメリット
ベビーサインを覚えるまでが結構大変と言えば大変ですが、それは子供と向き合っている時間ですし、そのときに言葉と合わせてベビーサインをやるだけなのでサインを覚えてしまえば普段以上に時間がかかるといったものではありません。
やはりそれ以上に子供がサインをやり始めたらすごく感動しますし、子供の一挙手一投足に注目して一喜一憂するのもまた楽しいですよ。
夫婦のコミュニケーションも増えるし、ホントにいいことしかないと思います。
よく聞かれたのがベビーサインをやることで逆に話し始めるのが遅くならない?ということです。ベビーサインでのコミュニケーションを覚えることで、言葉でのコミュニケーションにスムーズに移行できないのでは?という心配ですね。
これは全くないと思います。逆に家の娘の場合は周りの子と比べれば言葉も早いほうです。お話が出来るようになると自然とベビーサインから言葉がメインのコミュニケーションに移っていきました。
親が特に「ベビーサインを止めるように促したり」、「言葉で話すように教えたわけでもありません」ホントに自然とベビーサインが言葉に置き換わっていきます。
最初はベビーサインと言葉の併用から、次第に言葉だけになる感じです。中には今でもベビーサインと言葉の両方で伝えてくる場合もあります。うちの娘の場合は「もっと」とか「おはよう」とかがそうです。
親の自分も気づいたら自然とベビーサインをやらなくなっていました。この記事を書いていてはじめて、そういえばしばらくベビーサインやってないなと気づいたくらいですからね。
言葉でコミュニケーションが取れるようになると、やっぱり自然にそうなっていくってことですね。
ベビーサイン教室や本は必要?
単純にベビーサインをやりたいということであれば、特に教室に通う必要もないし、本すらいらないと思います。
ベビーサインが一番活躍するのは日常の何気ないコミュニケーションです。おっぱいやオムツ、食べる、もっと欲しいなどです。
娘に教えたベビーサインを数えてみたら40個とちょっとでした。その中で普段の生活で使うベビーサインは大体15個くらいです。YouTubeでもベビーサインの動画が見れますし、単純に育児にベビーサインを取り入れたいということであれば特に教室や本は必要ないと思います。
単純なサインで教えて欲しいサインがあれば、コメントを貰えれば答えますよ!
ベビーサイン教室の費用とメリット!
ベビーサイン教室に通うメリットは、子育ての気晴らしリフレッシュにもなるし、同じようなママさんとの交流ができるということですね。うちのお嫁さんも楽しそうに行っていました。
簡単な工作など持って帰ってきて、子供が楽しそうに遊んでいるといいですよね。
たまにママさんと子供を連れてランチに行ったり、ベビーサイン教室が終了してからも交流のあるママさんもいるようです。今度はみんなでアドラー心理学の教室に通うそうです。
うちで通ったベビーサイン教室は1回2,500円でトータルで12回通いました。期間は1年です。1回の費用はそれなりですが、月1回なのでそこまでの負担にはならないと思います。
1歳半に第2の爆発期。サブマリンサイン出現!
娘はもうすぐ2歳ですが、1歳半位のころに第2のベビーサイン爆発期がありました。
親が覚えているかも怪しい、数回しかやったことがないようなサインを、言葉とともにやりはじめたんです。
「えっなんでこんなの知ってるの!」
みたいな感じで、親の自分も記憶の片隅で何回かやったかなくらいのサインを急にやり始めるんです。これにはすごく驚きました。
そう考えると子供って、しっかり覚えてるってことですからすごいですよね。
ちょっと調べてみると、赤ちゃんは生後8ヶ月くらいから親の話す言葉の意味などは理解しているようです。
どんな些細なことでもやったことは無駄じゃないし、その子の成長の一部に確実になっているんですね。
だからこそ親は全ての行動に責任を持たないといけないし、子供と接する時間は大切にしなければならないと考えさせられた。自分にとってはかなり大きな事件でしたね!これは。
ベビーサインと赤ちゃんの視力の関係
ベビーサインは視覚言語なので、赤ちゃんの視力は少しは意識した方がいいかなと思う。
新生児〜生後3ヶ月:0.01〜0.02程度
生まれたばかりの赤ちゃんはほとんど見えていない。光に反応したりする程度。2〜3ヶ月頃になるとぼんやりと目や鼻や口など顔のパーツが見えてくる。
生後4〜7ヶ月:0.03〜0.08程度
焦点が合うようになり、目の前で動くものを追視できるようになる。色も少しずつ分かるようになる。
生後8〜11ヶ月:0.1〜0.15程度
視力の発達が著しい時期。人の顔を覚える能力がつく。人見知りがはじまるのもこの頃
生後1歳以降:0.1〜0.2程度
立体視ができるようになり、物の距離なども分かるようになる。輪郭はまだはっきりとは見えない。
赤ちゃんは思った以上に物が見えていない
赤ちゃんの視力は生後1歳以降でも0.1程度なので、目が悪い人ならわかるだろうが思った以上に物が見えていない。ベビーサインをはじめる生後6ヶ月程度だと視力は0.1以下だ。
ベビーサインを教えるときは、まず赤ちゃんとの距離に注意したほうがいい。遠いとはっきり見えていない可能性がある。
次に動作を大げさにして、ゆっくり動くなど視力が未発達な赤ちゃんでもサインを認識できるように工夫しよう。
ベビーサインをやると言葉を覚えるのもはやい!
それとうちの娘は言葉も早い方だと思います。もうすぐ2歳ですが最近は三語文を話し始めました。
それと自分の意思もはっきり伝えます。自己主張がはっきりしている。とくに食べ物は、食べたくないものは嫌だというし、もっと欲しければもっとと言う。
これもベビーサインの効果なのかなと思っています。
うちの娘にとっては自分の意思を伝える、他人(親)とコミュニケーションをとるということは1歳になる前から当たり前に行っていることです。
それがベビーサインから言葉に置き換わったとしても、なんら代わりはありません。
この先の人格形成でどうなっていくかはわかりませんが、今の娘は自分の好き嫌い、意思をはっきりと伝えるので、そういう意味では日本人らしい奥ゆかしさはないかも知れません。まぁ子供はそういうものなのかもしれませんが。
むしろ外国人とも臆せずやり合えるグローバルな人間になってくれといいかな。
よく使っていたベビーサイン
使っていたベビーサインをお嫁さんに確認しながら書き出してみたら全部で44個でした。これは娘が実際に覚えたベビーサインです。親がやったものはもう少し多くなると思います。
日常・生活
普段の生活で使うのは日常・生活の17個のベビーサインです。これからベビーサインをはじめるならまずここからやってみるのがおすすめです。
「もっと」と「おしまい」は食事やその他の何をやるにしてもわかると便利です。
- おっぱい
- オムツ
- 交換
- お風呂
- 歯磨き
- もっと
- おしまい
- 電灯
- 帽子
- おはよう
- ねんね
- おいしい
- 食べる
- 飲む
- 痛い
- 悲しい(エーンエーン)
- 一緒(同じ)
食べ物
バナナやおにぎりはおやつ(補食)の定番だったので出番も多かったです。特にバナナは娘も好きなのでしょっちゅうバナナのサインはやっていました。
- バナナ
- イチゴ
- リンゴ
- ミカン
- おにぎり
- お水
生き物・動物
生き物や動物のサインは散歩に出かけたときや、絵本を見せているときに合わせてサインをやります。娘はキリンのぬいぐるみが好きだったので、キリンのサインを最初に覚えました。
- ネコ
- ライオン
- クマ
- ブタ
- キリン
- ペンギン
- サル
- ゾウ
- ワニ
- カバ
- ゴリラ
- 魚
その他
パパは覚えたのにママは覚えなかったんですよね。これは自分がママをやらなかったせいです。お嫁さんはパパをよくやって見せたのでおかげで娘はパパのベビーサインはしっかり覚えました。
これからベビーサインをやるパパさんはしっかりママのサインをやることおすすめします。
- 赤ちゃん
- お星様
- 腕時計(時計)
- 靴
- スタイ(エプロン)
- パパ
- 絵本
- ボール
- 花
ベビーサインには赤ちゃんとのコミュニケーションの基本がつまっている!
ベビーサインをやっていていいなと思ったのが、赤ちゃんや子供とのコミュニケーションの基本が学べるということだ。
ベビーサインを教えるのに難しいことは何一つない。注意するのは以下の2点
- 赤ちゃんの関心をひきつける
- 赤ちゃんの視線に注意して対象物とサインをしっかりみせる
特に最初の「赤ちゃんの関心をひきつける」というのはとても重要だと思っていて、これは今でも気を付けている。
子供に話かけるときは、まず名前を呼んで関心をひきつける。話を聞く状態にする。
次に目を見てゆっくり内容を話す。なるべく目線も合わせた方がいいので必要であればしゃがみ込んで、子供の目線で話すようにしている。
つい忙しいとただ声をかけるだけで子供が聞く準備が出来ていなかったり、声をかける前に手を引っ張ったりと、雑なコミュニケーションになりがちだ。
子供はしっかりと大人の話す意味は理解している。聞く準備が出来ていなければそれは話してないのと同じだし、いきなり手を引っ張られれば誰だっていい気はしないだろう。
ベビーサインをはじめた時のことを思い出せば、子供との対話に必要なことは全部つまっているし、それはこれまで当たり前にしてきたこと。
ただ少し昔を思い出して同じようにやればいいだけなんだよね!
ベビーサインで後悔しないために気を付けて欲しいこと(ママ追記)
2019年9月4日追記(maman)
「自分がサインをするとき、また、赤ちゃんがサインをしたときには必ず言葉を使って対応(反応)してあげること」
サインを習得した子供は自分の意思を他者に伝えることができる。赤ちゃんが伝えようとしていることを母親や周りの大人が理解していたとして、そのサインの要求を「無言」で叶えてあげるのは、赤ちゃんにとってとてもマイナスだと思う。
なぜそう思ったかというと、このような話を聞いたからだ。
偶然だけど、うちの娘と同じ年の子供を持つママさんもベビーサインを独学で勉強して上の娘さんのときに使っていたそうで、サインについて知識がある方だった。そのママのお母さんは実は保育士をしているそうなのだが、受け持っている園児にベビーサインを使うお子さんがいたそうだ。
そのお子さんと母親はベビーサインを使って、上手に意思疎通がはかれていた。これだけを聞くと非常にいいことのように聞こえるのだが、そのお子さんはいつまでたっても言葉を発しようとしなかったらしい。そのお子さんと母親のやり取りをよく観察してみたところ、お子さんが『お水ちょうだい』とサインをすると、母親は無言で水を差し出して子供に飲ませてあげていたそうだ。
子供が欲しがっているものがサインによって十分意思疎通できているため、その母親と子供の間には「言葉」が必要なくなってしまっていたようなのだ。
ベビーサインはまだ言葉をうまく発することが出来ない、使いこなせない子供が、言葉の変わりに身振り手振りで意思を伝える手段であって、あくまで言葉の代わりのつなぎのようなものだと思う。最終目的が「話すこと」であるのに、ベビーサインを使ったが為に言語の発達の機会を奪っていたならば非常に残念というか、個人的にはそんなベビーサインは子供にとって良くない教育だと思う。
でも、実際はそんなことはない。私のベビーサインの体験から、親子の意思疎通を図ることに役立ったし、娘の欲しがっているものがわかるようになってお互いのストレスを軽減下することもできた。さらには、サインをひとつ習得するたびに子供の発達の著しさを視覚的に確認することができて、毎度非常に感動できた。
子供の出来ることが増えるというのは子供が生まれる前の私の想像をはるかに超えるほど嬉しいものであり、毎日の終わりの見えないつらい育児を楽しいものに変えてくれる瞬間にもなっていた。
だから私はベビーサインはたくさんの人に勧めたい。ただし、ベビーサインを使って子供と接するのであれば、冒頭の注意点は必ず守ってもらいたいし、ベビーサイン教室だけでなく、サインを紹介する絵本やネットなどの媒体にもそうゆう大事なことはもっとしっかりと説明して欲しいと個人的には思っている。
ただ、「だめだよ」ではなくなぜだめなのかしっかりと理解できるような注意書きがあったら、世のお父さんお母さん方のこんな失敗は減るのにな。と思った一件だった。
ベビーサインをやって良かったって思って欲しい。後悔してほしくない。ダメな理由をきちんと説明してあげるって、赤ちゃんだけでなく大人になってもだいじですね。
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